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25:ムジナ

WHATSMAN@NNN

昨日のスラムダンクに続きまして(@物まね)
今日もまさかのまんが道。
意地のレンチャン。

ムジナ@相原コージ
mujina

全9巻。
この作者と言えば、
王道はやはり「コージ苑」やろう。
不条理系の4コマ漫画。
辞書みたいな冊子で売っていた。
俺的にはそんな好きじゃないが、
好事家の間では高い評価を得ていたようだ。
それから、「サルでも描けるマンガ教室」aka サルマン。
購入して手元にあるわけではないので、
たいしたこと言えんが、
満喫で読んだかぎり、おもろかった。
確か、FRONTで佐々木士郎氏が
取り上げていたはず。

で、このムジナ。
クラシックと言っていいやろう。
内容は、忍者漫画。

死ぬ為に生きるような忍者の生き様。
卍衆の下忍・ムジナは全くもってダメ忍者だが、
父親(akaゴキブリ)譲りの秘術(これが圧巻)で
なんとか生き延びてきた。
ある日、事件が起こった。
本当の黒幕はだれなのか…。

とこんな感じだが、
ムジナ全巻の頭に刻まれている文字がこれ。

「群雄割拠する戦国の世
その陰には 
暗中飛躍する
忍者の姿があった
人知れず
死を賭して
闇から歴史を動かした
陰の男達
そんな秋霜烈日な宿命を 
生きる彼らの中に
独り異端の忍者があった
彼の目的は只ひとつ
-生きぬくこと-」

この方がわかりやすかもね。
簡単に言えば、
このムジナを中心に描いた
忍者のマンガなんだが、
その辺は、相原コージ、
おもしろく描いている。

当然といっていいかどうかしらんが、
下敷き(元ネタといっていい)には
白土三平の忍者漫画がある。
カムイ伝、ワタリ、サスケなどだ。
この辺を読んでおくと、
ニヤリ具合が増すのは確実だが、
読んで無くてもおもしろい。
忍法の解説などは、完全に白土ISMを継承。
相当の白土FANなんやろうが、
忍法の図解はおもしれえ。

とはいえ、そこは相原節が全開。
ニヤニヤできるようになっとる。
つうか
こういう書き方をするとDISってると
思われるかもしれんが、
いい意味で絵がクソ下品なため、
人間臭さがでていて、
かなりバイブスが違うものになっている。
戦闘シーンなどの血生臭さは圧巻。
当然、相原氏らしく、
下品と言うか、エロい感じにもなっとる。
ギャグも多数。
絵さえ受け付けられれば、
かなり引き込まれるはず。

あと、読者に語りかけるト書きスタイルも
俺的には結構好きなポイント。

「説明しよう(スピードワゴン)。
懸命な読者なら気づいことだろうが」

とか、そういうやつ。
おもしれえんじゃねえかな。

サササーっと書いたが、
ストーリー物のマンガを読みたい人は
読んでみるとおもしれえかもしれん。
生にこだわるムジナの生き方には
まじで惹かれるなにかがある。

ちなみに
最後のシーンは圧巻よ。
ラストはまじですげえ。
あのクライマックスを読むためだけに
この漫画を読み直したとしても、
それはアリやろう。

今日はこんくらいの短いバージョン。

ではまた。
ピース。




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